ご契約者様インタビュー
※記事は2023年4月のものであり、現在とは内容が異なる場合があります。
Shapefarm株式会社 様
皆が集うからこそ生まれるアイデアを求め、会社の拡大によって手狭になったオフィスから自然とメンバーが集まる「 ”居心地” と ”機能性” を重視した新しいオフィス」への移転を決意。CEOのトーマスさん、リード・プロデューサーのクリストファーさんに物件の決め手や内装のこだわりなどをお伺いしました。
物件概要
- 住所:
- 東京都武蔵野市中町1-15-5 三鷹髙木ビル
- 築年数:
- 1993年築
- 移転規模:
- 約160坪
- 業種:
- ゲーム開発
三鷹というクリエイティブな街にオフィスを構えるまで
アットオフィス(以下AO):このオフィスに移転して、使い勝手や皆さまの反応はいかがですか
ト―マス様:移転して私はもちろんみんなもすごく喜んでいますよ。
以前のオフィスはすごく小さくて、東京だけでも40人ほどメンバーがいますが、半分以下の15人くらいしか入れなかったんです。そして多くのメンバーが新オフィスのある三鷹周辺に住んでいるので、徒歩や自転車で通勤できるのもいいですね。
クリストファー様:私も毎朝、自転車で通勤できてとてもありがたいです。
ト―マス様:それから三鷹はクリエイティブな人材が多い街だと思います。先日飲みに行ったときは偶然大手のアニメーション会社のプロデューサーと意気投合して一緒に飲む機会がありました。アニメに関連したゲームを制作する際に、好きなアニメからインスピレーションを得ることも多いので、こういった出会いがあることは非常に刺激になりますね。
AO:移転を検討されたきっかけはどのようなものだったんですか
クリストファー様 : 私がトーマスさんに「これから会社をもっと大きくしていくなら、オフィスの移転は絶対必要」と直談判したのがきっかけですね。
というのも、私は2022年4月入社なのですが、前のオフィスは一軒家でよくも悪くも誰が何を話しているかすぐに分かるような環境でした。社長と2人で話したいときはその度に散歩に誘ったりしていて(笑)
あとは全員が出社したくてもサイズの問題でそれが叶わないのは大きな問題でした。トーマスさんに移転の必要性を伝えると、すぐ前向きな返事をくれました。
ト―マス様 : 移転に関しては私も大賛成でしたが、如何せん私には時間がなくて。するとクリストファーさんが「私がやります」と手を挙げてくれたんです。内装や家具のデザインなどクリエイティブ面は私の意見が入っていますが、全体を通してクリストファーさんが進めてくれてとても助かりました。
他フロアのテナントを見学し、オフィスの完成イメージが膨らんだ
AO:オフィスの物件を選ぶ際に特に重視されたポイントがあれば教えてください
クリストファー様: :妥協はしたくなかったので物件選びは苦労しました。
実は武蔵境でもいいなと思う物件があったんですが、タッチの差で他社が先に入ってしまって。その後はなかなか「これだ」と思う物件がなくて、移転自体を諦めようかとも思ったんですが、そんなときに奥村さんがまだ非公開だったこの物件を優先して紹介してくれたんです。
内見させてもらったときは蛍光灯が等間隔で並んでいるような「THE・日本のオフィス」だったんですが、他の階のテナントさんで素晴らしい内装のところがあって、我々も内装を変えれば希望通りのオフィスを作れると思ったんです。ワンフロア全て私たちで使えるという点も希望と合っていましたしね。
AO:移転プロジェクトで一番大変だったことは何ですか
クリストファー様 :契約書の確認や、捺印などの手続きの時はかなり大変でした。そもそも私たちは日本のオフィスの借り方がわからなくて、勉強しながらだったので。その点も仲介としてサポートいただけたのは心強かったですね。物件のオーナーさんに英語の決算書を説明しなければならなかった時なども間に入っていただきました。
内装は施工業者にも恵まれイメージ通りのものに
AO:内装を決めるときの苦労はなかったですか
ト―マス様 : その点はとてもスムーズでした。実は知人の奥さんが建築士で、日頃からよく建築の話をしていて私の好みも分かってくれていたので、たしか2往復くらいのやり取りで内装の設計は決まったと思います。私のケースは異例でしょうが、設計の段階でいかに自分の趣向や好みが伝わっているかは何よりも大切だと思います。
あとは施工業者はオーナーさんの指定で選べなかったので少し心配でしたが、こちらもとても協力的で、結果やり直しなどもなかったのもとても幸運でした。他にも照明エンジニアも素晴らしいチームで提案を受けてすぐに決まりました。
AO:これからオフィスを移転する方へアドバイスがあればお願いします
クリストファー様 : まず、新しいオフィスに何を求めるのか、最初に明確にしておくことが大切だと思います。 私たちは最初そこが明確でなかったので、たくさん内見をしましたが、なかなか決めることができなかった。あとは少しでもいいなと思ったらすぐに行動することです。私たちも希望に叶った物件を見つけたんですが、判断が遅くて他のテナントが入ってしまったことがありましたからね。
安心して仕事ができる「雰囲気」を物理的につくる
AO:今回の移転を機に会社としてはどんな風に変わっていきたいですか
クリストファー様 : まずは全メンバーがオフィスに集まって一緒に働ける状態を目指しています。
今はまだ多くのメンバーが在宅勤務なので、新オフィスの居心地をもっともっとよくしてメンバーが自然と集まってくる場所にしたいです。私は毎日来ていますが、デスクが全て昇降式でスタンディングでも使えるところが気に入っています。あとは雰囲気がすごく落ち着くんですよね。
ト―マス様 : そう、「雰囲気」という点はとくに重視しました。消音効果のある材質を壁に使用していますので、誰かが会話をしていてもうるさく感じないですし、照明も柔らかいものを使っています。
やはり同じ空間で会話をするというのは大事だと思っていて、先日もクリエイティブディレクターが出社していて、私が今作っているゲームの宇宙船の部屋についていろんなアイデアをくれたんです。ここを変えれば操縦室にもなるし、キッチンにもなる、というようなね。そういう会話はとても楽しいし、嬉しいんです。
クリストファー様 : このオフィスに欲しいのは「セーフスペース」というイメージです。安心できる居場所になってほしい。クリエイティブな仕事にはいいアイデアが出る環境が重要です。リラックスできる環境は大事で、ストレスフルな環境ではそうはいかない。
ト―マス様 : やはりゲーム制作ではある程度忙しい期間もあるので、心に落ち着きがないといけない。会社の利益を考えるのはもちろんですが、私たちは社員の身体や心の健康をまずは第一に保ちたいと考えているので、それは今回のオフィスづくりにも反映しています。
照明にもこだわり、オフィスが映画館やバーに!?
AO:オフィスのこだわりポイントを教えてください
ト―マス様 :「THE・オフィス」ではなく、雰囲気や居心地がよく、メンバーが自然と集まってこれるような場所を作ったという点ですね。
例えばオープンスペースをしっかり設けていて、自由にメンバーが集まれる場所になるようソファをいくつか置いて、ふと席を離れて会話ができるスペースにしています。
会議室はしっかり仕切られた部屋にしてメリハリを意識して付けました。ちなみに会議室内の照明は、会社のロゴの形になっています!他にも開発中のゲームを試してもらう部屋もあって、開発者と対面しないような導線で、遠慮なく意見を言ってもらえるように工夫しました。あとは音響制作用の防音室もありますね。
クリストファー様 :照明の色も時間によって変えられるようにしました。日中は明るく、夜になると柔らかい光になるよう。それから、定期的に社内イベントも行っていてボードゲーム大会や映画上映の日もあります。あとは毎週金曜はフライデービアーを開催していて、17時くらいになるとキッチンからビールを持ってきて飲み始めます。そういう時の照明はピンクとか赤にしてワイワイしています。
ト―マス様 :私たちはゲーム業界ですが、ホワイトな働き方だと思います。土日も完全にオフィスを閉めてしまいますし、先ほどお伝えした社内イベントは定時後に開催するときもありますが、それらがない時は定時を過ぎるとオフィスにはほぼ誰もいないです。そしてこの新しいオフィスができて”居心地”という面でも素晴らしい環境ができたので、少しでも興味を持ってくれた人がいれば、採用活動も続けていますので声をかけてほしいですね。
AO:居心地と機能性を兼ね備えた素晴らしいオフィスと、ワクワクするようなイベントもたくさんあって働いている方が羨ましいです!本日はありがとうございました。
設計士PROFILE
- まる・ち設計 / 知念里奈
MARU・CHI / RINA CHINEN -
- 日本:一級建築士(大臣登録第364261号)
- 米国:一級建築士(NCARB公認)
- 2014.11 まる・ち設立
- 2010-2014 手塚建築研究所勤務
- 2007-2010 Olson Kundig Architects勤務
- 2007-2003 LMN Architects勤務
- 2003 ケンタッキー州立大学卒業
- JAPAN/US Architect Licence Holder
- 2014.11 MARU・CHI established
- 2010-2014 Tezuka Architects
- 2007-2010 Olson Kundig Architects
- 2007-2003 LMN Architects
- 2003 Graduated University of Kentucky
アメリカのケンタッキー大学卒業後シアトルで就職。LMN Architectsではコンベンションセンター、大学の施設、オフィスタワーなどの設計、Olson Kundig Architectsでは教会、住宅、ホテルなどの設計を担当。世界から称賛される日本の建築を一から学びたいという強い思いを抱き帰国。手塚建築研究所では住宅、小児がんの施設、高齢者賃貸住宅、不妊治療専門クリニックなどの設計・現場監理を担当。より多くの笑顔が生まれる幸せ作りの背景となる建築をより多くの人に提供することをモットーにまる・ち設計を設立。
WEB非公開物件がございます
オーナー様ご希望によるWEB非公開の物件もございます。先ずは条件などお知らせ頂けましたら、非公開物件含めピッタリのオフィスをご提案させて頂きます。具体的な物件がお決まりでない場合でも問題ございません。無理なお勧めはしておりませんので、お気軽にお問い合わせください。
ご来店も歓迎です
オフィス移転は社内・社外ともに非公開に行われることが殆どです。そのためアットオフィスでは、基本的に訪問によるコンサルティングを行っておりますが、ご来店の相談も歓迎です。