最新オフィスのデザインにするには?
3つの事例と4つのコツ
新たにオフィスを探す場合、デザインが気になるものです。
デザイン1つで職場の雰囲気や仕事のしやすさが変わるので、しっかりと考えたい部分でしょう。
しかし、どのようなデザインがいいのかよくわからない人も多くいます。
この記事では、最新オフィスのデザイン事例やデザインのコツについて詳しく解説していきますので、参考にしてみましょう。
事例1. 癒しを感じられる!木材を活かしたオフィス
木材を活かしたオフィスでは、癒し効果の高い職場を作ることができるのです。
木のぬくもりが溢れる職場を作るには、オフィスの壁に通常は床材に使う木目のフローリングを使用する、木製のデスクを配置するなどの方法があります。
木材はあたたかみのある材質が特徴です。
そのため、癒し効果の高い温かなオフィスを作り上げることができるでしょう。
また、天然の木材を使用することで、木の香りが漂うオフィスになります。
木の香りで、森や公園といったシーンを思い浮かべることができるので、リラックスしながら仕事ができるのです。
木材をふんだんに使ったオフィスでは、木の種類や塗装の仕方を変えることでがらりと雰囲気を変えることができます。
また、照明の使い方などを工夫することで、カジュアルから高級感のある雰囲気まで幅広く演出することができるでしょう。
事例2. まるで職場ではないみたい!遊び心のあるオフィス
遊び心のあるオフィスも多くあります。
遊び心があるオフィスは、仕事場には関係がなかったり業務には必要がなかったりする設備や雑貨が置いてあることが特徴でしょう。
必要のないものが多すぎて集中できない、業務が滞りそうと考えている人もいるでしょうがこれは違います。
仕事に関係ない設備などがあっても、実は機能的で効率的に業務がおこなえる工夫がなされているのです。
オフィス内に、遊べたりくつろげたりするスペースがあることで、気分をリフレッシュすることができます。
考え込みすぎているとなかなかアイディアが生まれない場合もありますが、リフレッシュすることで、考えがまとまりやすくなったり新しいアイディアが思い浮かんだりするのです。
遊び心のあるオフィスの例としては、床の代わりにハンモックを配置してのんびりできるようにする、足元を砂にしてビーチ気分を味わうといったものがあります。
また、すべり台やブランコ型の椅子などを設置しているオフィスもあり、アイディア次第でさまざまな雰囲気の職場にすることが可能です。
事例3. ストレスが溜まりにくい!開放感のあるオフィス
開放感の高いオフィスは、ストレスが溜まりにくいのでいいでしょう。
天井が高かったり通路が広かったりすることで、開放感を演出することができます。
また、間仕切り壁が少ないのも、オフィスを広く見せることができ、開放的な雰囲気にすることが可能です。
開放感のあるオフィスは、圧迫感がありません。
オフィスが細かく分けられて圧迫感があると、窮屈で縛られている印象を受けます。
そのため、ストレスが溜まりやすいのですが、スペースを広く取って開放的にすることで、ストレス軽減の効果が期待できるのです。
また、オフィス全体が明るく感じられるでしょう。
明るさがあることで、開かれた会社というイメージになりますし、働いている社員も明るい気分で仕事ができます。
コミュニケーションが活発になる効果もあるでしょう。
会議室などをガラス張りにする、間仕切り壁をなくすことで、社員間の壁も薄くなり、積極的にコミュニケーションが取れるようになるのです。
社員間のつながりが強くなることで、仕事もスムーズに進むようになります。
最新オフィスに近づける要素1. フリースペース
最新オフィスに近づけたいのなら、フリースペースを作りましょう。
フリースペースとは、自由に使えるスペースのことをいいます。
自由に使うことができますから、仕事に使うも良し、打ち合わせや来客対応に使うも良しというように、臨機応変に使用することが可能です。
エントランスの近くにフリースペースを配置するのがトレンドでしょう。
フリースペースを、顧客などを迎え入れるためのエントランスホールとして使用することが多くなっています。
フリースペースを作る場合のコツとしては、テーブルやソファを配置することです。
このテーブルやソファ、椅子は、統一した形にせずに、あえてバラバラにするといいでしょう。
同じ形のテーブルや椅子ばかりだと、用途が限られてしまいます。
そのため、さまざまな大きさや形のテーブル、ソファなどを用意して、幅広い用途で使えるようにしたほうが使い勝手が良くなるのです。
たとえば、1人で作業する用のテーブルやチームで打ち合わせに使える丸テーブル、来客用のソファセットなどといった、さまざまなシチュエーションに対応できるものを揃えましょう。
フリースペースは、間仕切り壁が少ないのが特徴です。
そのため、内装のコスト削減を実現することが可能となっています。
低いコストで、トレンド感のあるオフィスを作りたい場合にはいいでしょう。
最新オフィスに近づける要素2. スケルトン天井
スケルトンタイプの天井にするのもトレンドで、人気の高いオフィス内装です。
スケルトン天井とは、内装の仕上げをおこなっていない状態の天井をいいます。
つまり、配管やコンクリートなどがむき出しの状態になっているのです。
あえて配管などを見せるスケルトン天井は、カフェやバー、レストランなどでよくみられる手法でしょう。
そのため、オフィスという堅苦しい印象ではなく、おしゃれなカフェといったイメージを与えることができます。
それだけではなく、天井を高く見せる効果もあります。
内装の仕上げをおこなわないことで、天井が通常よりも50~100cm程度高く見えるので、開放感があり開けたオフィスといった印象を与えることができるでしょう。
おしゃれさが特徴のスケルトン天井ですが、場合によっては実現できないこともあります。
建築基準法や消防法などの関係で、スケルトン天井にできないケースもあるので注意しましょう。
また、配管などは本来なら隠されている部分です。
構造や配管がむき出しになるため、美しく見えないケースも珍しくはありません。
美しい見た目のスケルトン天井にするためには、多額の費用がかかる場合もあるのです。
どうしてもスケルトン天井にしたいと思っているのなら、物件選びの段階から内装のプロに相談しておくといいでしょう。
最新オフィスに近づける要素3. ファミレスブース
ファミレス型のシートを配置した一画を設けるのも、人気の高いオフィスデザインとなっています。
ファミレス型のシートは、テーブルとベンチシートが一緒になっているもので、非常に使い勝手がいいのです。
そのため、どのようなオフィスでもマッチします。
たとえば、1人で集中して仕事をしたい場合や打ち合わせ、ランチなどというように、幅広い使い方ができるでしょう。
実際のファミレスでも、打ち合わせをおこなっていたり仕事をこなしていたりする人がいますが、オフィスにファミレスブースを作ることで外に出ることなく、打ち合わせなどが可能になります。
ファミレスブースを作る場合には、背もたれの高いソファを配置すると便利です。
ソファ自体が間仕切りの役割を果たしてくれるので、間仕切り壁を使う必要がありません。
内装のコスト削減にもつながるのでいいでしょう。
また、コの字型にソファをレイアウトするのもポイントです。
対面するような形で正面にソファを置くよりも、コの字型にしたほうが話しやすくなるのです。
横並びや斜めの位置から話せることで、圧迫感もなくスムーズにミーティングなどができるでしょう。
最新オフィスに近づける要素4. インテリア
インテリアを効果的に使ったデザインも人気があります。
全体的にカフェのようなおしゃれで落ち着くイメージでまとめるのがトレンドです。
まずは、観葉植物をふんだんに取り入れましょう。
みずみずしい緑色が特徴の観葉植物を多く取り入れることで、落ち着きながらも明るく若々しい印象にすることが可能です。
また、植物があることで癒し効果も高まるでしょう。
あえて仕事と関係のないものを配置するのも、おしゃれなオフィスのポイントです。
ハンモックやサーフボード、ビリヤード台など仕事には関係のないアイテムを配置することで、遊び心があってトレンドを押さえたオフィスを作ることができるでしょう。
バランスボールや運動用の器具などはインテリアとしても使えますし、体を動かして心と体をリフレッシュするために使うことも可能です。
デスクや椅子の色味を工夫するのも1つの方法でしょう。
ワンポイントとして、デスクなどをポップな色にすると遊び心を感じられるオフィスに仕上がります。
ベースの色が白やグレーといったベーシックなものであっても、デスクや照明、時計などのインテリアの色を明るくポップなものにするだけで、印象ががらりと変わるのです。
すべてをポップな色で揃えてしまうと、ごちゃごちゃしたイメージになるので注意が必要です。
デスクや照明を派手な色にしたら、面積の広い棚などは色味を押さえてシックなものにすると、ポップなインテリアが際立ちます。
作業効率を重視したオフィスデザインも見逃せない
最新オフィスのデザインは遊び心があり魅力的なものが多いのですが、作業効率に特化したデザインにもさまざまな魅力があります。
作業効率を良くするためには、集中力を高めておこなう個人作業や、コミュニケーションを重視する業務といったものに、臨機応変に対応できることが重要です。
業務に応じてアレンジできるオフィスデザインにするといいでしょう。
たとえば、パネルを利用してスペースを区切る方法です。
パネルを使って区切ることで、個人での作業やプロジェクトワークといった多彩なアレンジが利きやすくなるのです。
目的に応じて自由に空間を作り出せますから、集中力を高めつつコミュニケーションも深めていきたい場合にいいでしょう。
フリーアドレスも作業効率を重視したオフィスデザインです。
フリーアドレスとは、社員が決まったデスクを持たずに自由に作業する場所を選ぶことができるワークスタイルとなっています。
フリーアドレスにすることで、他部署の社員ともコミュニケーションを取りやすくなりますし、組織として横のつながりが強くなるのです。
決まった席を持たないため、これまでコミュニケーションを取ったことがなかった社員とも、交流を持ちやすくなり新たなアイディアが生まれる環境を作れるでしょう。
また、個人のデスクを作らないことで、コスト削減にもつながります。
オフィスデザインで気をつけたいポイント
オフィスデザインで気をつけたいポイントは3つあります。
まずは、自社のコンセプトに合っているかどうかです。
それぞれの企業には社風やコンセプトがあるでしょう。
それを配慮してオフィスデザインをおこなわなければいけません。
たとえば、顧客の個人情報や機密情報を扱うような企業が、あまりにも開放的なオフィスやポップすぎるオフィスにしてしまうと、取引先や顧客に不安感を与えてしまう可能性もあります。
オフィスは自社のイメージを決める重要なポイントになりますから、自社コンセプトや社風に合ったデザインを考えましょう。
2つ目は、使いやすいレイアウトにすることです。
遊び心があるオフィスは魅力的ですが、使いにくいレイアウトでは業務効率が下がってしまいます。
そのため、作業動線をしっかりと考えてレイアウトを決めましょう。
トレンドを押さえることも大切ですが、なにより大切なのは仕事がしやすいかどうかです。
スムーズに業務が進むように、デスクや椅子、棚などのレイアウトには気をつかうといいでしょう。
最後は、清潔感です。
オフィスは会社の顔ですし、社員にとっても長く過ごす場所です。
そのため、清潔感があるかどうかは非常に大切になります。
おしゃれさを重視するあまり、ごちゃごちゃと物を置いたのでは清潔感がなくなり、雑然とした印象を与えてしまうでしょう。
雑然としていると集中力が欠けてしまう場合もありますから、すっきりとして清潔感のある職場を作るように心がけることが重要です。
最新オフィスのデザインならアットオフィスへ!
このように、トレンド感のあるオフィスの人気が高まっています。
仕事とは関係のないアイテムを配置してリフレッシュのできるオフィスにする、カフェのような居心地のいい場所を作る、インテリアで工夫するなど、さまざまなタイプがあるのです。
自社のイメージやコンセプトに合ったオフィスデザインを考えて、顧客や取引先からみて魅力的な空間を作りましょう。
また、社員にとって使い勝手の良いオフィスにすることも大切です。
遊び心を取り入れつつも、業務が円滑に進むようなレイアウトにすることが重要になります。
オフィスのデザインを素人がおこなうのは大変ですから、最新オフィスのデザインをするのなら、一度アットオフィスに相談してみましょう。